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アウトドアで遊ぼう!秋はやっぱりアウトドアクッキング
キャンプ初心者は、料理教室に参加してみよう!

キャンプの楽しみといえばクッキング。豊富な食材に恵まれる秋は、アウトドアクッキングの季節でもある。野外料理の代名詞といえば、やはりダッチオーブン。本格的に習得するためにも、キャンプ場が定期的に開催する料理教室に参加してみるのがいちばん!

秋の夜長は料理で楽しむ

津南キャンプ場では「ダッチオーブンでローストチキン」を行っている。ダッチオーブン料理のなかでも人気の高いのがローストチキン。初心者は必見。講師料、保険料、材料費込みでひとり2772円(一般)。津南キャンプ場は標高903mの山伏山をロケーションにするブナやミズナラなど広葉樹に囲まれるキャンプ場(写真下)。

一年を通して僕がもっとも好きなキャンプの季節は秋である。
一般的にキャンプは冬がオフシーズンと認識されており、秋は一年のキャンプを締めくくる季節だ。キンモクセイをはじめ、秋の薫りに包まれながら過ごすアウトドアは最高に心地いい。

山間や高地のキャンプ場へ行けば朝晩はぐっと冷え込むこともあるけれど、それも野外の魅力のひとつ。焚き火を囲んで一杯やれば、あっという間に身体も温まってくる。秋キャンプの楽しみといえば、やはりクッキング。野外料理抜きでは語れない。ちなみにキャンプのメインイベントに位置づけされる野外料理は、フィールド選びも肝心な要素となる。

キャンプ場によっては直火禁止のところもあるため、ダッチオーブンや炭で調理する場合、焚き火台や調理専用の炉を使用しなくてはならないケースもあるが、各テントサイトに炉や水道が設けられている便利なオートキャンプ場もある。もちろん直火可能のフィールドで豪快に、というのもアウトドアクッキングの醍醐味。どちらを選ぶかは料理の内容によるところだが、個人的にはきちんと区画されたキャンプサイトより、自分で調理スペースをレイアウトできる直火可能のキャンプ場がとても魅力的だ。

さて、僕がアウトドア誌の編集部に在籍していたころ、秋口の巻頭特集といえば必ずといっていいほど「料理」だった。
やはり食の秋。キャンプ場へ行く途中にご当地の旬の特産物を購入するのもよし。秋野菜やキノコ類、旬の魚をたっぷり使った鍋料理などレシピも豊富となる。それこそ「焼く」、「煮る」、「蒸す」、「炊く」とすべてを行えるダッチオーブンは、秋の料理特集には欠かせないアイテムとなったのだ。

ほかではキャンプ場で挑戦してみたいアウトドアクッキングに、薫製や手作りパン、手作りソーセージ、石窯で焼くピザなどを誌面に取り上げ、取材やイベントで各地のキャンプ場へ訪れると、ベテランキャンパーは個々のスタイルで楽しんでいたほど。料理を通じて生まれる家族や仲間との一体感は、キャンプの本来の姿である。

ダッチオープンを購入する前に、まず教室に参加
ライ麦ベースの生地を使用し、マルゲリータ風とカンツォーネ風ピザを作るのが「石窯でピザ」。粉をこねて発酵させ、生地を伸ばしてトッピング。講師料、保険料、材料費込みでひとり3465円(一般)。南乗鞍キャンプ場で開催。

キャンプ場が定期的に開催するアウトドア教室のひとつに、ダッチオーブンを使った料理教室がある。

たとえば無印良品でおなじみの「良品計画」が運営する無印良品キャンプ場。無印良品のブランドイメージがそのままキャンプ場に反映されるように、クッキングだけでなくアクティビティから、釣り、バードウォッチング、クラフトなど、ネイチャー体験教室の種類が他のキャンプ場に比べて圧倒的に豊富なのだ。初心者のみならず、アウトドアクッキングの基本の「き」を習得するならここ。ロケーションはもちろん、理想的なキャンプ場。

新潟県の津南キャンプ場、群馬県のカンパーニャ嬬恋キャンプ場、岐阜県の南乗鞍キャンプ場と3つのフィールドがあり、各キャンプ場ごとに特徴ある料理教室を開催している。その名も「森の手作りクッキング」。
チキンやスペアリブ、塩釜やビール煮込みなどのダッチオーブン料理を中心に、パンやピザ、アイスクリーム作りなど、至れり尽くせりである。


手作りウインナー教室は、粗挽きにした豚肉に各種スパイスを加えて羊腸に詰めて完成。講師料、保険料、材料費込みでひとり2541円(一般)。カンパーニャ嬬恋キャンプ場、津南キャンプ場で開催。

余談だが編集部員のころに感じたことは、何度もキャンプ場へ足を運んでいる中堅キャンパーやベテランキャンパーのほとんどが、キャンプ場が主催する料理教室やイベントに参加経験があるということだ。

これは良品計画のキャンプ場に限らず、どのキャンプ場にも当てはまる。とくにファミリーキャンパーの参加率が高かったのを覚えている。

アウトドアクッキングを本格的に行うなら、キャンプ場主催の料理教室やイベントに参加するのがおすすめ。とくにダッチオーブンをこれから始めるという方、ぜひ一度参加してみてはいかが。

アウトドア教室 選びのヒント
料理教室を開催するキャンプ場のホームページで料理内容や定員、参加条件などをチェック。フランチャイズのキャンプ場はさまざまな料理教室を行っており、経験豊富な講師陣がていねいに教えてくれる。今回おすすめするキャンプ場は、良品計画が運営する津南キャンプ場、南乗鞍キャンプ場、カンパーニャ嬬恋キャンプ場。

ホームページはこちら。 ◆MUJI OUTDOOR WEB http://www.mujioutdoor.net/
< PROFILE >
小幡 健
元アウトドア誌編集者。お金をかけずにキャンプを楽しむ「赤貧オートキャンプ講座」の連載経験がある。好きなエリアは伊豆。好きなシチュエーションは焚き火と日本酒。
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