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四国・徳島県と淡路島の南端を結ぶ本州四国連絡橋のひとつ大鳴門橋。
観光船に乗ったり、直接橋の下を歩いて、眼下に広がる鳴門のうずしおを堪能する。

大鳴門橋の直下は潮の流れが速く、うずしおはここにできる

今回は淡路島と四国・徳島との間にある鳴門海峡へと足を伸ばしてみました。

目的は、うずしお!
ラーメンの具の「ナルト」の語源といわれる本場のうずしおは、この地ならではの自然現象です。

満潮時と干潮時に、四国と淡路島の間のわずか1.6kmの海峡を通って瀬戸内海へ向かって海水が満ち引きを繰り返します。流れの速い中央の本流部分と浅瀬になっている周辺の遅い流れの差がうずしおを引き起こします。

四国というと遠いイメージがあるかもしれませんが、名神高速道だと京都南ICから120分、吹田ICから100分、神戸淡路鳴門道路・神戸西ICからは60分程度で目的地にたどり着きます。本州四国連絡橋の開通により、ずいぶん近くなりました。

淡路島には道の駅「渦の道」があり、大鳴門橋の眺望に期待感がそそられます。展望レストラン「うずの丘」の人気メニューは「あわじ花ちらし」1900円と、「たこ飯セット」1250円。

大小のうずしおが次々にできては消えてゆく
花ちらしは、見た目は魚介がたっぷり乗ったちらし寿司ですが、ライスカルパッチョとでもいうように、サラダのようなドレッシングでさっぱりといただけます。たこ飯は淡路島産のたこのやわらか煮がごはんの上にたっぷり。

魚介のおいしさは、ご当地ならでは。
大塚国際美術館にはダ・ヴィンチの「最後の晩餐」やパブロ・ピカソの「ゲルニカ」など名画が原寸大で展示されている

いよいよ、うずしおを見に、船に乗って鳴門海峡をめざします。
船着場は、四国に渡った亀浦漁港にあります。

近くにはポカリスエットなどで知られる大塚製薬が経営する大塚国際美術館があり、陶板に複写した世界中の名画が見られます。現物が置かれている大きさや環境に合わせて展示されており、絵の質感までもが伝わってくるようなリアルな体験ができるのも魅力です。

うずしお汽船は朝8時から16時30分までの30分間隔で運行。3分ほどで大鳴門橋の下に到着し、うずしおを目の前で見ることができます。所要時間は約20分ほどです。

できるだけ大きく、きれいなうずしおを見たいのならば、きちんと時間を読む必要があります。うずしおが大きくなるのは、潮の流れが大きく激しいタイミング。潮の流れには、月の運行の影響によって、大潮、中潮、小潮があります。旧暦の新月と満月(1日と15日)が潮の流れがいちばん強くなるピークなので、大潮の満潮・干潮の時間を調べ、その前後1時間半がもっとも見どころの時間帯になります。

春から夏にかけては干潮時、秋から冬にかけては満潮時が見ごろといわれているので、それを参考にして予定を組むといいでしょう。うずしお汽船のホームページには潮見表があるので、そちらを参考にすると、観光予定日の最適な時間がわかります。 http://www.uzushio-kisen.com/

大鳴門橋の下は遊歩道になっており、足元直下からうずしおが眺められる
うずしおを眺めるスポットとして、もうひとつ欠かせないのが、大鳴門橋から海を見下ろす眺望です。土佐泊浦の鳴門公園内からは、大鳴門橋下にある遊歩道を歩いて直接うずしおの真上から眺めることができます。

橋の全長は1629m。徳島側から約700mほど歩くと、足の下がガラス張りになっていて真上から潮の流れが見られます。かなり高く感じられるので、腰の下がスースーするのがちょっと難点ですが、それだけに醍醐味があってなかなか感動できます。

クルマなら、鳴門北IC出口から県道鳴門公園線へ。鳴門公園入り口に大塚国際美術館がある。美術館を過ぎてすぐに三叉路の信号があり、そこを鳴門公園方面に約100mほど行くと、道路沿いに亀浦漁港がある、その亀浦漁港口が乗り場になっている。駐車場は無料。うずしお汽船はおとな1500円、子ども750円。
< PROFILE >
長尾嘉津友
雑誌や書籍、ウェブなど、活字にまつわるメディアのプロデュースを手がけるエディトリアル・ディレクター。
旅行や写真が趣味であり、仕事。最近はクルーズに注目しています。
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