1. Smart Accessトップ
  2. おでかけマガジン(+バックナンバー)
  3. 首都圏いながら地方めぐり
「Smart Access」おでかけマガジン 毎月2回、「Smart Access」会員のみなさまへ、旬のドライブ&スポット情報をお届けします。
トップページへ戻る
日本列島自分で"やる"旅 見るだけではつまらないから Experienceの世界へ体験
首都圏いながら地方めぐり
ふらふら散策していると「おやー、こんなところに新潟の珍しい銘酒が!」とか、「ちんすこうにスパムじゃん!!」と、その地方では当たり前に入手できても、都会では珍しいものに時々めぐりあう。今回のテーマは「都会で地方体験」です。
花の東京・六本木に現れる朝市
六本木ヒルズの一画で毎週土曜日に「いばらき市」が開催されている
土曜日の早朝の六本木ヒルズ。

けやき坂を下った右手になにやら人だかり。買い物カゴがずらりと並び、その中は野菜でいっぱい。

そして、買い物カゴを並べた張本人はといえば、まだまだ野菜を物色中。

「毎週土曜日の早朝に、“いばらき市”が開催されるんですよ。 できたての新鮮野菜が農家から運ばれてきます。茨城県は広大な平野をもっているから農産物が豊富です。たとえばメロンだってレンコンだって、収穫量は日本一。
季節に応じた野菜が何種類も安く売られるから楽しみで楽しみで。ここで1週間分の野菜を買ってしまいます。ダイコンやカブもみごとな葉がついているから、いろんな料理ができますよ」と、毎週来るという主婦が言った。

ずらりと並んだカゴの秘密を問えば、「レジが7時から開くんですよ。でも、準備は6時前後から始まるから、早めに来て開封された野菜をさっさと選んでしまうんです。7時前には野菜選びが終わってしまうから、並んだカゴはレジ待ちの順番というところですね」と、大きなネギを抱えながら、別の主婦が教えてくれた。

新鮮野菜がずらり。料金も格安とあって大人気の六本木ヒルズの朝市
場所を六本木ヒルズからアークヒルズに移してみた。

ここでも『ヒルズマルシェinアークヒルズ』が毎週土曜日の午後10時から午後2時まで開催されている。

ムードはさながらフランスの青空市場。

産地直送の野菜や物産、さらに焼きたてパンやチーズも並ぶ。ここでも現地直送の品々が手に入るのだ。


原宿で新潟、銀座界堺でいろいろ
アークヒルズに場所を移せばフランスの青空市のような光景が
場所を六本木から原宿に移してみれば……。

表参道ヒルズ(今回はやたらに“ヒルズ”が出てきますね、それにしても)のすぐそばにあるのが「表参道・新潟館ネスパス」。

新潟の物産が並ぶのだが、なんといってもここのお楽しみは日本酒とお米(個人的にですが)。

八海山、上善水如、〆張鶴ほか数々の日本酒が並んでいる。

さて、地方めぐりの旅を続けよう。

原宿からクルマでちょっと走って新宿に行けば、サザンテラス内に名物知事がいる宮崎と広島のお店。

一躍有名になった宮崎の地鶏もたくさん並んでいて、パッケージなどには知事の顔、顔、顔。これはこれで案外素直にうれしい。

銀座一丁目にある沖縄の「わした」ショップの入口にはシーサーが鎮座しています
そういえば、新宿で味わえる各地の名産といえば、忘れてならないのは京王デパートが毎年冬に行う、全国から駅弁を集めたフェア。

日本全国列車旅に出た気分になります。

物産店の宝庫は銀座。

銀座一丁目には都道府県ショップのなかでも最高ランクの売り上げを誇る沖縄が出す「わしたショップ」が。

店内はもう沖縄一色。

黒砂糖に銘菓ちんすこう、沖縄そばや島ラー油と、人気の食品がこれでもかと並んでいる。

そのほかに島シャツやハブ酒、独特な沖縄ミュージックCDも。

北海道のお店では乳製品も魅力的!
「わしたショップ」と外堀通りを挟んだ反対側にある交通会館内には北海道のお店。

ソフトクリームでひといきですね、やっぱり。

そのほかにも銀座界隈にはまだまだ地方店舗が。

自分で探してみるのも楽しさ。

散策して見つけて、芋焼酎や名産品をゲットしてみたら!
あれー、こんなところにも県の店
群馬のお店の店頭では道行く人に熱心にアピール
県の店はどこにでも。

こんなところにもあるのか……を見つけたときの感動は思いのほか大きいもの。群馬のお店は東銀座にぽこんと登場する。

別に群馬出身でもないけど、「おや、群馬発見」と、妙にうきうきした気分になるから不思議。

銀座界隈を散策して、そろそろ家へ帰ろうかとクルマを深川方面に走らせて新富町を通過したとき、「青森の店」という看板が目に飛び込んで来た。

周囲はまったくショッピング街じゃない。

観光客だって絶対来ない。

なのに、なんで青森の店なのか。

おお、青森。「おからこんにゃく」が売りだそうです
県が出しているのか、個人が出しているのかは知らないが、ちょっと不思議な光景。

北海道や沖縄、宮崎、広島、新潟などのように、観光客が訪れるスポットにお店を出して「県の魅力をアピールしよう!」という広報的な感じとは明らかに一線を画している。

「ここに青森の店があるから、青森県人も安心でしょ。ほしいものがあったら買いにおいで」的な県人向け存在なのだ。

それでも店内は青森だらけ。

こういう店を訪ねてみるのも、それなりに楽しいものです。

さ、今回は首都圏で地方体験。名産品を買うだけでなく、田舎体験ツアーの告知や、体験教室のお知らせもたくさん。うまく活用したらいいんじゃないかな。
アドレスなど
物産館のホームページをいくつかご紹介。そのほかにもたくさんありますし、口コミ情報もいっぱい。○○県物産館と入力して検索してみてください。
●新潟のお店
http://www.nico.or.jp/nespace/
●宮崎のお店
http://www.konne.jp/
●沖縄のお店
http://www.washita.co.jp/
< PROFILE >
木場 新
休日評論家。主な出版物に『温泉遺産』、『パックツアーをVIP旅行に変える78の秘訣』などがある。ウェブサイト「YOMIURI ONLINE」に「いいもんだ田舎暮らし」を連載中(http://www.yomiuri.co.jp/tabi/
  • スポット特集
  • B級グルメ特集
  • オートキャンプ特集
  • レジャー&リゾート特集
  • ロケ地特集
  • 絶景特集
  • 子供といっしょにお出かけ特集
  • 特産品・名産品特集
  • 温泉・スパ特集