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テレビで大盛り上がり、サッカーに南極!
2012年ロンドンオリンピック出場に向け予選を戦うサッカーU22代表。2014年ブラジルワールドカップをめざす代表。ロンドン出場を決めた“なでしこ”。テレビでもサッカー熱は相当なもの。さらに、テレビドラマといえばTBS開局60周年ドラマ『南極大陸』が話題に。サッカーと南極気分に浸れる施設を訪れました。
サッカーから目が離せない!

世界一に輝いた女子ワールドカップで澤選手が着用したユニフォーム


殿堂には日本のサッカーを築いた人々、メキシコオリンピックで銅メダルを獲得した名プレーヤー
FIFA女子ワールドカップ2011ドイツ大会を制し、2012年のロンドンオリンピック出場も決めた“なでしこ”。

ロンドン出場に向けて予選を戦うU22日本代表。

オリンピック出場を決めたら、U22としては呼ばれていない香川真司、代表に専念している清武弘嗣、さらに海外のチームに所属する宇佐美貴史、俊足の宮市亮などの才能も同世代。どんなチームになるか期待が高まる。

一方、2014年のブラジルワールドカップをめざす日本代表は、ベテラン遠藤保仁、中村憲剛らの落ち着いたプレーと岡崎慎司、香川真司らの若手がみごとに融合し、3次予選通過を悠々と決めた。

テレビでも試合は中継され、ニュースにも頻繁に取り上げられるので、日本のサッカー熱はますます高まっているといえるだろう。



ぼくが初めてワールドカップ取材をしたのは、日本代表が初出場した1998年のフランス大会。

サッカー取材そのものは以前より行っていたが、ワールドカップに行ったのはあのときが初めてだった。

チケット問題などもあったが、初めて日本が出場した大会は想像を絶する熱気に包まれ、白熱するゲームと、試合後に過ごすスポーツパブでのひとときは忘れられない時間になった。
2002年大会の雰囲気がそこにある!

2002年ワールドカップのときの日本代表の円陣。顔もそっくりです


数々のトロフィーが展示されています(サッカーミュージアムの展示内容などは時期によって異なります)


無料ゾーンの床には“カズ”や“ゴン”の足型とサインがあります
フランスの次の大会は、記憶に新しい2002年の日韓共催だ。

初出場のフランス大会では1勝もできなかった日本が予選リーグを勝ち上がった。

ベスト16止まりとはいえ、選手たちが残した足跡は計り知れずに大きい。

あの大会を契機に日本のサッカーは世界に認識され、ワールドカップという史上最大の単一スポーツ大会を運営することで、日本は飛躍的に経験値をアップさせた。

日韓大会で得た遺産を未来に継承する目的もあって設立されたのが東京・御茶ノ水駅から近い「日本サッカーミュージアム」だ。

無料ゾーンと有料ゾーンがあるのだが、無料ゾーンには「日本サッカー殿堂」やJリーグ関連グッズが並ぶ。

有料ゾーンには歴代代表ユニフォーム(1960年代くらいまで、単なる長袖下着に見えてしまう)、世界の覇者なでしこのユニフォーム、思いのほか多い数々のトロフィーがある(日本が何度もフェアプレー賞を獲得しているのも驚き!)。

そして、来場者が必ず写真を撮影するのが、2002年のチームの円陣だ。円陣の一角が空いており、そこに立っての記念撮影というわけだ。

両側には宮本恒靖と稲本潤一がいる。正面は中田英寿。

まるで、自分が代表の一員になったようなプチ体験ができるのだ。
南極に行った船はあまり大きくなく・・・

お台場に係留されている「宗谷」。一般公開しています


隊員たちの部屋。ベッドも狭く、これで南極まで行ったのかと驚かされます


ブリッジから前部甲板ごしに東京湾を眺めて
サッカーと同様に視聴率もよく、話題になっているドラマがTBS開局60周年ドラマの『南極大陸』だ。

柴田恭兵、木村拓哉、堺雅人、香川照之らが演じる南極観測隊を乗せた南極観測船「宗谷」は、現在は東京・お台場の「船の科学館」の前に係留、ロケにも使用され、「保存協力金」を寄付(気持ちですけれど)することによって見学ができるのだ。

ドラマでも宗谷は大嵐のなかを航海、南極の氷を割って進んでいる。

しかし、全長83.7m、幅15.8mと、実際はそれほど大きくないのである。

宗谷の後に南極観測船として活躍した「ふじ」や「しらせ」は、最初から砕氷船として建造されており、しらせは全長134m、幅28mと大型、それに対して宗谷は1938年に民間貨物船として生まれたものだ。

戦時中は測量、輸送業務に従事し、その後1956年に南極観測船に転用されて、6回にわたる南極観測に使用された。
現在、船の科学館は休館中だが、宗谷の公開は継続されており、訪れたときは「はとバス」などの観光バスも多数来ているほどのブームになっている。

船内をまわれば、驚くほど狭い室内、食堂などに驚かされる。

医療室などには白衣を着た医師の人形もあり、隊員の気分になって、プチ航海疑似体験ができるのだ。



サッカーに南極。現在、テレビを熱くしているふたつの要素を、小さな博物館と船で疑似体験する。

記念に残るおでかけになること間違いない。
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旅のヒント
●サッカー好きもそうでなくてもたまりません。日本のサッカーのすべてがわかる博物館。
「日本サッカーミュージアム」
http://www.11plus.jp/

●宗谷のことがわかるページです。
http://www.h2.dion.ne.jp/~kazuf/sao/paorep/soya01.htm
< PROFILE >
木場 新
休日評論家。主な出版物に『温泉遺産』、『パックツアーをVIP旅行に変える78の秘訣』などがある。ウェブサイト「YOMIURI ONLINE」に「いいもんだ田舎暮らし」を連載(http://www.yomiuri.co.jp/tabi/
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