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  3. 連載第10回 カメラを構える位置を工夫してみよう
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ペットやお子さんを撮影する場合、カメラを構える位置を変えるだけでずいぶん違う写真になります。その極意を覚えましょう。今回から越カメラマンの教室を新たに開始します。さらに、好評の「壁紙」プレゼントもあります!
この連載で木下健二カメラマンが「撮りたいものをさまざまな角度から眺めてみよう」と、数回にわたってアドバイスしてくれました。
このアドバイスは、とくにペットやお子さんを撮影するときに必要だと筆者は思っています。
立ったままの“自分目線”では小さなペットも、お子さんも上から見下ろすことになります。たとえ、ペットやお子さんの目線がカメラに合ったとしても、“上目使い”の表情になってしまうでしょう。



写真1と2はともに立ったまま撮影しました。100㎜のレンズを使っているので8メートルほど離れて撮影していますが、どちらも撮影者側の“見下ろす”視線になっています。
きっとワンちゃんも撮影者に距離を感じてしまっているのでしょう。ワンちゃんの目がやや寂しげです。


写真1

写真2

一方、写真3は低くかがんでからシャッターを切りました。
撮影者と目線の高さが同じになったので、ワンちゃんもうれしかったのでしょう。
すぐに、こちらに向かって歩いてきてくれました。
撮影者に親しみさえ感じてくれたようです。写真1、2より明るい表情が出ていませんか?


写真3



お子さんの写真でも同様です。被写体の目線と同じ高さで撮影するのがひとつのコツです。
運動会などでも高いところから見下ろして撮影よりも、低い視線から撮影すると、これまでと違う写真が撮れるでしょう。
コーナーを疾走するお子さんを、足元ぐらいの低い視線から狙ってみると思いの外、いい作品が撮影できますよ!
このように、とくにペットやお子さんの写真を撮影するときは“視線の高さ”に気を配ってみてください。


春になりました。今までモノトーンだった世界に、花の彩りが加わり、色鮮やかな世界が広がっていきます。その象徴ともいうべき存在が桜です。
私は桜をテーマに撮影しているカメラマンではありませんが、やはり桜の時期になると、自分が被写体としているもののひとつ「駅」に咲く桜を撮影しに全国を巡ります。
桜だけでなく、これからの季節を彩る花を写真に入れることで、華やかさのない風景は一変し、美しく鮮やかに変化してくれます。
私が駅や風景を撮り歩く中で実践していることは、「お気に入りの桜や花を見つけたら、もう一度その駅、景色を撮りに行く」ことです。



たとえば桜なら、それが美しく見えるのはせいぜい1週間。
このコラムが配信されるころには、もう桜は散ってしまっています。1年365日のうちのわずか7日ですから、桜の季節はとても短いのです。
でも、今年の記憶があるのなら、来年にはタイミングを逃さずに撮影に出かけられます。
昨年、偶然見た花や、写真で見た花名所に今年なら行けるかもしれません。
このように、桜だけでなく花を入れ込んだ風景写真を撮影したいのなら、1年をかけての計画が必要なのです。



写真A、Bは栃木県の東武日光線・籾山駅のホームです。ある年の2月、駅を巡っているときにホーム脇の桜の存在に気が付きました(写真A)。そこで、桜が咲く時期に訪れてみようと思い、一昨年の春に訪れ撮影したのが写真Bです。
写真A
写真B
写真C、Dは高知県の土佐くろしお鉄道中村線・稲荷駅です。ここは、取材で四万十川を訪れた際に帰りの車内から見つけ、いつか春に訪ねてみたいと思った駅です。2007年に訪れたとき(写真C)は、残念ながら桜が咲いていませんでした(1週間ほど早かったようです)。そこで、2010年に再度訪ね、撮影したカットが写真Dです。写真CもDも同じ時間帯に撮影していますが、桜が咲いている写真Dのほうが鮮やかで華やいだ印象に見えます。
写真C
写真D
写真E、Fは同じときに稲荷駅を別の角度から撮影した写真です。写真Eは2007年、写真Fは2010年に撮影しています。写真Dと同様に、桜の咲いた写真Fのほうが鮮やかに見えます。
なお、この角度からでは駅の存在が分かりにくいので、とくに写真Fでは到着する列車を待って撮影しています。偶然ですが、写真Fを撮影した日は朝の気温が低くなり、手前の水田の水面が凍り、華やいだ中にも春の空気のひんやりとした雰囲気も写すことができました。
写真E
写真F
身近な所や旅先で見つけた気になる草花をチェックしておき、その花が咲く時期に訪れてみてはいかがでしょう。車でお出かけして「鉄道写真」を狙うのもいいものですよ!
< PROFILE >
こし のぶゆき
1968年神奈川県生まれ。カメラ専門誌や旅雑誌の撮影・取材を行なう傍ら、「メルヘンステーション」をテーマに全国の駅を撮影し、雑誌などに作品を発表している。公益社団法人日本写真家協会会員、日本旅行写真家協会理事。


「平泉の文化遺産」と「小笠原諸島」が世界遺産に新たに登録されて話題になったのは記憶に新しいところです。

世界遺産はまさに世界に誇れる日本の文化遺産や自然。
ならば、今後登録されるかもしれないところに、一歩早く撮影に行きましょう。

世界遺産に登録されるにはさまざまな手続き、審査が必要になりますが、まずは「国内暫定リスト」に入らなければなりません。そのなかから政府が推薦するというかたちをとります。

2012年2月に政府が推薦したのは「富士山」と「武家の古都・鎌倉」でした。推薦書はすでに提出されており、2013年のユネスコ世界遺産委員会で登録の可否が審議されることになります。

暫定リストに入っている場所をご紹介します。
●北海道・北東北の縄文遺跡(北海道、青森、岩手、秋田)
「北海道教育委員会 北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/bns/wh.htm

●佐渡鉱山の遺跡群(新潟)
「金を中心とする佐渡鉱山の遺跡群」
http://www.city.sado.niigata.jp/sadobunka/kingin/

●富岡製糸場と絹産業遺産群(群馬)
「富岡製糸場 世界遺産推進ホームページ」
http://www.tomioka-silk.jp/hp/index.html

●国立西洋美術館・本館(東京)
「国立西洋美術館」
http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html

●武家の古都・鎌倉(神奈川)
「鎌倉市観光課」
http://guide.city.kamakura.kanagawa.jp/

●富士山(山梨、静岡)
「富士山五合目観光協会」
http://www.fujiyama5.jp/

●飛鳥・藤原の宮都と関連資産群(奈良)
「奈良県のホームページ」
http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-20353.htm

●彦根城(滋賀)
「彦根観光協会」
http://www.hikoneshi.com/jp/castle/

●百舌鳥・古市古墳群(大阪)
「堺市ホームページ」
http://www.city.sakai.lg.jp/city/_rekibun/mozu/index.html

●宗像・沖ノ島と関連遺産群(福岡)
「宗像・沖ノ島と関連遺産群を世界遺産に」
http://www.okinoshima-heritage.jp/

●長崎の教会群とキリスト教関連遺産(長崎)
「長崎県ホームページ」
http://www.pref.nagasaki.jp/s_isan/

●九州・山口の近代化産業遺産群(山口、福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島)
「九州・山口の近代化産業遺産群」
http://www.kyuyama.jp/

以上が暫定リストに入っている全国の箇所です。ぜひ、お出かけしてみませんか?
『2012年 花ソーセージ懸賞作品募集』
まさにママの腕の見せどころです。
このコンテストは「花ソーセージ」にまつわる川柳、レシピ、写真・絵を募集しています。
お弁当の中に入れた花ソーセージ、花ソーセージで楽しんだ運動会、ピクニックなどの写真を撮影して応募しましょう。
写真はポスターに掲載された2011年の入選作です。見ているだけでお子さんが喜んでいる様子が目に浮かびますね!

http://www.fukutome.com/campaign/hanaken/index.html

応募締切:2012年6月30日(土)
賞品など:金賞1名[賞金10万円]
銀賞2名[賞金3万円]、銅賞3名[賞金2万円]
サクラ咲く賞60名[福留ハム商品詰め合わせ]
※写真以外にも川柳などだけでも応募できます。詳細は上記ホームページで。
編集部が取材で出かけて撮影したたくさんの写真の中から、壁紙向きの写真をプレゼントします。お気に召されたら、壁紙などにお使いください。



今年は不思議な春でした。寒い日が長く、桜の開花は遅れたのに、一度暖かくなったらあっという間に暑ささえ感じるようになって…。桜もきっと戸惑ったのでしょう。つぼみと葉っぱが一緒に出ている枝もありました。
< 著者PROFILE >
構成と写真
篠遠行彦
東京都生まれ。雑誌編集長などを経てカメラ&ライターになる。かつてはパキスタンの日本総領事館に勤めていたという異色の経歴をもつ。
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