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紅葉シーズンが終わるとキャンプライフは一区切り、それでも想いはアウトドアに馳せるという人も多いのでは。そこで、アウトドア気分を満喫できる極上BOOKをご紹介。知識を身に付けると、さらにアウトドアライフは楽しくなります!

おでかけマガジン編集室のボスは、アウトドア月刊誌の編集長をしていた時期があります。
「俺はキャンプに強い」と豪語していますが、実はアウトドア誌に移動するまではウインタースポーツ誌の編集長をしていたから、本当はキャンプの知識は未熟だったらしいのです。
それまでのキャンプ経験といえば、ほんの2~3回。しかし、アウトドア雑誌では読者と集う、月1回のキャンプイベントを開催していました。
イベントでは多くのキャンプの達人と出会います。反対にキャンプ初心者も集まります。
編集長という立場では、キャンプ達人たちとも対等に話ができなければいけません。初心者にはキャンプの先輩として適切なアドバイスも必要でしょう。
負けず嫌いのボスは初イベントの前に知識武装したようです。自分が編集長を務めることになった雑誌のバックナンバーを読み、名著といわれるアウトドア本を読みあさったのです。
その結果、キャンプイベントでは持ち前の話術とともに、それなりのアウトドア知識を発揮し、多くの読者たちに新編集長として歓迎されたとのことでした。
さて、現在アマゾンで「アウトドア」と入れて検索すると、8906冊がヒットします。
そう、アウトドアの楽しさが広く浸透してきて、アウトドアに関する書籍も非常に多くなっているのです。
もちろん、8906冊の中には新刊もあれば、出版日が古いもの、え!これがアウトドアと驚くものもあります。また、ジャンルも道具解説からアウトドアクッキングまでまちまち。そのなかで編集部がおすすめする本を10冊紹介しましょう。晩秋の夜長にぜひ!


[晋遊舎・734円(税込)・ムック 2014年7月24日発行]
プロが選んだ、買って損をしない道具がコンセプト。アウトドア製品の多くは春先に発表されますが、出版は2014年7月24日。各社の新製品やその情報を集め、吟味して掲載したことが想像できます。ジャンルはハイキング用品、デイキャンプ用品(BBQ用品を含む)、ピクニック用品、キャンプ用品、登山用品などに分かれています。今の時期、アウトドア用品はセール価格になっていることも多いので、十分に役立つ1冊でしょう。


[学研パブリッシング・1,620円(税込)・単行本 2014年7月16日発行]
アウトドアを満喫する達人、田中ケンさんはボスが編集長をしていたアウトドア雑誌でも連載を執筆、読者に人気を得ていました。本書は四季や湖畔、林間、山、海などのフィールドごとの楽しみ方や、BBQ、水遊びなどのおもしろさを物語っています。1泊2日を遊びつくすケン流スケジュールなども興味深い構成です。アウトドアでの“食べる”、“遊ぶ”、“泊まる”のすべてに参考になる本なので田中ケンさんを師と仰ぐなら熟読を。


[池田書店・1,296円(税込)・単行本 2013年4月5日発行]
著者の「たけだバーベキュー」はよしもとクリエイティブエイジェンシー所属のお笑い芸人で、バーベキュー上級インストラクター資格をもっています。大阪を中心に活動しているために、全国的な知名度は高くありませんが、昨年末に『アメトーーク』で紹介されて以来、テレビのアウトドア特集の出演も増えています。内容はタイトルのままの豪快でおいしいBBQレシピ。「おお、うまそー」とページを開くたびに新鮮な喜びがあります。
※今回のプレゼント賞品です。


[山と溪谷社・821円(税込)・新書 2014年10月24日発行]
今や京橋、新宿などの大都会にも大型専門店を出店、日本のアウトドアシーンをリードするモンベルの創業者・辰野勇氏が語るアウトドアビジネスの書です。編集室のボスが初めてインタビューをしたのは15年前ですが、社長室にはアフリカの民族楽器などが並べられており、その雰囲気に圧倒されたといいます。会社設立から今日に至るまでの基盤になった7つの決断について語られる本書は、アウトドアの別の側面を知るいい機会になるでしょう。


[エイ出版社・1,080円(税込)・ムック 2014年3月28日発行]
アウトドアライフを楽しむなら、よりスタイリッシュに、よりおしゃれにが『ランドネ』の提案です。月刊雑誌ランドネでも山小屋泊やキャンプ場泊に+αの魅力を追求して人気を得ています。本書も「おしゃれなキャンプを始めよう」がコンセプト。そのコンセプトを軸にサイトレイアウト術の基本、キャンプファッションの着こなし、キャンプ料理の基本などを解いています。焚き火の世界へようこそのページは見るだけでうれしくなります。


[クリーク・アンド・リバー社・1,404円(税込)・ソフトカバー単行本 2014年9月15日発行]
『岳物語』、『白い馬』などの著書と冒険・アウトドア好きとして知られる椎名誠氏が、親しみやすくてわかりやすく、知識の源泉となる「雑誌」文化を再生させるべく立ち上げたのが「とつげき!シーナワールド!!」です。第1号のテーマは「飲んだビールが5万本」でしたが、第2号は無人島がテーマ。椎名誠氏が行った世界や日本の無人島体験、無人島よもやま話などが満載。アウトドア派の憧れでもある無人島がわかる本になっています。


[日経ナショナルジオグラフィック社・2,592円(税込)・単行本 2011年8月25日発行]
世界各地に探検家を派遣してきたナショナルジオグラフィック協会が、探検家が実際に体験したサバイバル術をまとめあげた1冊。近年では予期せぬ気象の変化などで、日本においても遭難やキャンプ場での危機が身近に起きています。「自分を守る・家族を守る」がテーマの本書は、けっして探検家だけに必要なノウハウを教えているわけではありません。アウトドアに行く機会が減る冬場に、こういう知識をつけておけば万全では!?


[JTBパブリッシング・1,296円(税込)・単行本 2004年6月発行]
この連載でも再三、キャンプ場遊びの+αで山登りなどを推奨していますが、その入門編としてもってこいの本です。本書では関東、関西近郊の登りやすい山を実際にガイドしながら、山歩きの基本を教えてくれます。消耗しない歩き方、地図の読み方から簡単クッキングにいたるまで、山歩きの基本をしっかりカバーしています。手にすれば、来シーズンの新しいアウトドアライフが見えてくるのでは。アマゾンではKindle版も販売中。


[山と溪谷社・2,138円(税込)・ソフトカバー単行本 2014年5月23日発行]
“森の目利き”ともいえる日本森林インストラクター協会が選定した全国の森100選をカラー見開きで紹介しています。いくつかの森は、すぐそばにキャンプ場があるので、そこをベースに森探索はいかが? もちろん、森には四季があります。同じ森の春、夏、秋、冬を観察するだけで、自然の力がわかるでしょう。定点撮影するのも新しい楽しみなのでは。巻末には森の観察の仕方、森のうんちくなどのページもあります。


[山と溪谷社・1,728円(税込)・ソフトカバー単行本 2013年8月5日発行]
以前にもご紹介した編集室のボスの共著です。「ん?温泉施設では」と思わないでください。たしかに、温泉施設の紹介ですが、ここで取り上げている温泉は、湯船の底、あるいは横から湯が湧き出しており、それを浴槽で囲っただけの自然のままの温泉なのです。まさに、アウトドア通にぴったり。レビューでは辛口意見もありますが、「温泉通が訪ねたいところ」と、好評価を受けています。キャンプ場の帰りに立ち寄るのもいいのでは。


「おでかけマガジン」より、みなさまへ読者プレゼント実施中!

●キャンプ場について知りたいのならここを
社団法人 日本オート・キャンプ協会
http://www.autocamp.or.jp/
< PROFILE >
浜口昭宏
雑誌やWEB編集を始めて数年の編集者。超がつくほどのアウトドア初心者だったが、猛勉強をしてそれなりに成長。アウトドアの中で大好きなシチュエーションは、ビールがおいしいBBQ。
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