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個人のSNSでの情報発信が当たり前になりました。旅行での1シーンをアップするのなら、“インスタ映え”のする写真で、より多くの「いいね!」を獲得したいものです。越カメラマンが“インスタ映え写真”のコツを伝授します。壁紙プレゼントもお見逃しなく!

今や誰もが簡単にネットの世界と繋がり、SNSやブログなどで写真を投稿できる時代になりました。それとともに「いいね!」がもらえる“映える”写真が求められるようになってきました。
ところでこの“映える”写真とは、どのようなものなのでしょう。



“映える”といってもさまざまな要素があり、例えば食べものやペットなど、被写体そのものの見映えによるところが大きいモノもあります。
もちろん個人の嗜好も大きく、「映える写真=(コンテストで入選するような)いい写真」とは限りません。
とはいえ、“映える”写真はどんなものなのか。今回は、私なりにそのへんを紐解いてみようと思います。

いろいろな場所で一眼レフカメラで写真を撮っていると、すぐ脇で携帯のカメラで「キレ~ィ!」と写真を撮っている人がいます。そんな場面を思い出してみると、「鮮やかな色」に惹かれているのが見えてきます。



写真Aは、新潟県南魚沼市にある雲洞庵というお寺の紅葉です。目にもまぶしい赤や黄の紅葉がお堂の先に垣間見られ、たくさんの方がカメラを向けていました。
写真Bは、千葉県千葉市の千葉ポートタワーから見た夕景です。この日はダイヤモンド富士の日でしたが、富士山そのものが見えず諦めていたところ、こんなにも色鮮やかな夕焼けが現れ、富士山も顔を覗かせました。
写真Cは、新潟県佐渡島の大野亀。抜けるような青空によって海は鮮やかなコバルトブルーに染まり、断崖を彩るトビシマカンゾウがひときは輝いて見えました。
写真Dは、愛知県名古屋市栄の夜景。名古屋タワーをバックに近ごろはやりの紫色にライトアップされた「オアシス21」が夜空に浮かび上がりました。



このように「鮮やかな色」に注目して、それを画面一杯に撮ってみると“映える”写真になります。

写真A

写真B

写真C

写真D

SNS映えする写真を見てみると、構図(フレーミング)で一つ意識しておきたいことがあります。それが「シンメトリーな構図」です。
もっとも典型的なのが水平線を挟んで水面と地上に同じ絵が写ったものがあげられます。
ボリビアのウユニエン湖の上下対称に写った写真を見たことありませんか? 私もいくつか例を探してみました。



写真Eは栃木県日光市の湯ノ湖で撮影した朝焼けの写真です。この日は風もなく穏やかだったので湖面が鏡のようになり、周囲の山と黎明の空がキレイに映り込みました。
写真Fは、逆さ富士で名高い山梨県山中湖村平野の湖岸から見た富士山です。言わずと知れた絶景ポイントは、まさにシンメトリー構図の典型です。
写真Gも同じ。こちらは、神奈川県横浜市のMM21地区の夜景。色とりどりの町が海に映る姿は、だれもが認める美しい風景です。



私が探した作例では、上下対称のものしかありませんでしたが、左右対称なもの(鏡を挟んで左右に映るとか)もシンメトリーな構図と言えます。水面や鏡があったらぜひ覗いてみてください。新たな“映える”ポイントがあるかも知れません。

写真E

写真F

写真G

次に“映える”写真で意識したいのが「ユニークな形」です。頭を柔らかくし、よく目をこらして想像力豊かにいろいろなものを見てみると、意外な発見があるという例です。



写真Hは、静岡県西伊豆町浮島海岸にある岩です。穴の空いた岩をよく見てみると、まるで人の顔!。しかも、水面の反射は胴体のよう……。
写真Iは、岩手県八幡平市八幡平にある八幡沼です。かなり昔に撮った写真で、その時は何とも思っていませんでしたが、今回見返してみるとそこには“ハート”が……。
“ハート”といえば、今や“映える”写真の代表格。いろんな所に“ハート”が隠れいています。長野県の上田電鉄別所線の八木沢駅。小さなローカル駅のベンチで、小さな“ハート”見つけちゃいました……(写真J)。



このように、見えない形、おもしろい形、“ハート”などなど、見つけ方次第では“映える”写真になるものはいっぱいあります。ぜひ、ドライブルートでも探してみましょう。
ちなみに、千葉県君津市にある亀岩の洞窟(通称:濃溝の滝)。ここは、普段はただの洞窟なのですが、日が差したときにシンメトリー構図で撮ると“ハート”が見つかる人気の“映える”スポットです。

写真H

写真I

写真J

最後は、誰が見ても美しいと思え、写真に撮りたくなる「どこまでも続く風景」です。



写真Kは、茨城県ひたちなか市にあるひたち海浜公園のみはらしの丘です。春はネモフィラ、秋になるとコスモスやコキア等々が一面に広がる、人気の観光スポット。赤いコキアと雲が流れる青空が気持ちよさそうだったので、そこを広く取り入れてみました。
写真Lは、兵庫県神河町の砥峰高原。丘一面を埋め尽くすススキの穂が、秋になると輝きを放ちます。映画「ノルウェイの森」などのロケ地になったことでも有名。多くの人を魅了して止まない幻想的な絶景です。
そして、最後に挙げておきたいのが雲海です。写真Mは栃木県栃木市の大平山から見た雲海です。雲海に小高い山が浮かんだように見えることから別名「陸の松島」と呼ばれ、古くから称賛されてきました。



例えば、北海道の美瑛の丘のように一面に花が咲く場所であったり、ここで紹介した雲海や広大なススキ原のような風景は“映える”写真の代表格とも言えます。撮影時の注意点は、広角レンズを使うなどで広がりを出し、手前から奥まで同じ風景が続いているように見せることです。

写真K

写真L

写真M

今回は“映える”写真の撮り方についてポイントを整理してみましたが、いかがでしたでしょうか。
自分が撮った写真から、こんな写真が“映える”のかと拾い出しをしてみると、「鮮やかな色」「シンメトリーな構図」「ユニークな形」「どこまでも続く風景」という4つのキーワードが見えてきました。
そして、そのいずれにおいても「シンプルな画面構成」を心がけることが大切だと思います。画面に余計なモノを入れず、誰が見てもパッと目を引くように主役を撮ること。
細かなカメラ設定や厳格な構図を気にするのではなく、目についたモノをストレートに撮影し“映える”写真で「いいね!」をもらっちゃいましょう。
< PROFILE >
こし のぶゆき
1968年神奈川県生まれ。カメラ専門誌や旅雑誌の撮影・取材を行なう傍ら、「メルヘン」をテーマに全国の駅を撮影し、雑誌などに作品を発表している。公益社団法人日本写真家協会会員、日本旅行写真家協会理事。



●日本全国インスタ映え観光地選手権! 47選
https://play-life.jp/articles/5755

「PLAY LIFE」はデート、おでかけ・散歩、女子会、カフェ、日帰り・プチ旅行、旅行・観光などの目的ごとのプランや、エリアごとのさまざまな情報を発信しているウェブサイトです。
そのなかに、「日本のSNS映えするスポットを巡りたい」をテーマにした日本全国インスタ映え観光地選手権! 47選のコンテンツがあります。
北海道から沖縄まで、絶景スポットが紹介されています。それらは自然が美しいところだったり、季節によって見られる樹氷だったり、東京ドームシティであったり、さまざまなジャンルの場所が登場します。もちろん、自然の景観がもっとも多いのですが、そうでないところも、「あ、インスタ映えしそう!」なところばかり。有名観光地から“知らなかった場所”まで幅広く紹介されています。
ここは一つ、インスタ映えを狙ってしまいますか!?
http://www.photo-con.jp/index_amateur.html

ジャムカ・プライズでは若者たちの青春のワンシーンや、身近なクルマをテーマにした写真を募集しています。
フォトコンテストは「学生部門」「一般部門」があります。

●テーマ:
学生部門 ①クルマと人 ②かっこいいな、クルマの整備士 ③今、これが青春だ ④私のタカラモノ
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●応募方法:写真プリントにて応募。撮影機材はとくに規定なし。
サイズは六切印画紙またはA4デジタルプリント。カラーでもモノクロでもかまいません。
組み写真は応募不可、そのほかコンテスト規定に従ってください。

●応募規定:未発表の作品

●賞  品:
両部門共通グランプリ(賞金10万円、賞状)×1点
審査員奨励賞(賞金5万円、賞状)×4点
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< 著者PROFILE >
構成と写真
岩崎幸則
東京都生まれ。雑誌編集などを経てカメラ&ライターになる。現在は旅行雑誌、企業会報誌などに執筆。プロレス観戦が趣味。
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